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ピエール゠オーギュスト・ルノワール《アネモネ》(公財)前田育徳会蔵前田利為(としなり)は、金沢を中心とした加賀藩をかつて治めていた前田家の第16代当主である。明治から昭和を生きた陸軍軍人であった利為は、4度にわたるヨーロッパ赴任を含む多忙な公務のかたわら、自ら展覧会を巡り、美術家のもとを訪れて、美術作品を収集した。
竹内栖鳳《南支風色》1926年(大正15年) (公財)前田育徳会蔵展覧会「前田利為 春雨に真珠をみた人 ─前田家の近代美術コレクション─」の「春雨に真珠をみた人」とは、利為が蜘蛛の巣に宿った雨粒を写真に収め、アルバム台紙に「綾ブランドブレスレットコピー真珠」と記したことによる。本展では、そのようカルティエ指輪コピーに繊細な感覚を持ちあわせていた利為による、近代美術コレクションを公開する。フランソワ・ポンポンの彫刻を初公開
フランソワ・ポンポン《シロクマ》1930年 (公財)前田育徳会蔵本展では、利為がとりわけ気に入っていた作品を紹介。なかでも、一時はロダンの工房で助手を務め、動物をとしたモダンな彫刻で人気を集めたフランソワ・ポンポンの《シロクマ》と《バン》は初公開となる。邸宅を彩った近代絵画
ルイ゠ジョゼフ゠ラファエル・コラン《庭の隅》 1895年 (公財)前田育徳会蔵また、日本画家・牛田雞村の代表作《鎌倉の一日》を初公開するほか、ルノワール《アネモネ》やコラン《庭の隅》、竹内栖鳳《南支風色》など、前田家の邸宅を彩った絵画の数々も展示する。前田家ゆかりの作品も
久保田金僊《駒場御本邸画帖》(15面のうち1面) 1940年(昭和15年) (公財)前田育徳会蔵利為は、自らの暮らしや出来事を一流の画家に描かせた。また、その近代美術コレクションには、一族にまつわる業績に取材した作品も含まれている。会場では、下村観山《臨幸画巻》や久保田金僊《駒場御本邸画帖》など、前田家の歴史にゆかりの深い作品も目にすることができる。展覧会概要展覧会「前田利為 春雨に真珠をみた人 ─前田家の近代美術コレクション─」